シールドルームとは、外部からの影響を受けず、また内部で発生する電磁波やX線を遮蔽する空間のことを指します。
シールドルームの技術は、医療施設や工場・研究施設、音響施設など、幅広い分野で活用されています。
一般的には金属などの導電性材料で室全体を覆い、シールドルームを形成します。
MRI室、脳波室、筋電図室、生理科学実験室などに利用されています。
外来電波による誤動作防止や、機器装置が発する電波による周辺機器への影響防止のために利用されます。
銅箔を貼る築造方式
鉄板組み立てによるパネル方式
MRI室
脳波室
筋電図室
生理科学実験室
磁場が外部に漏れ出た時に、磁気によりペースメーカーの誤作動や人体に及ぼす影響を防ぐために、MRI室等で利用されます。
透磁率が高い珪素鋼板を使用して工事を行います。
MRI室
放射線科や画像診断エリアなどに設置してある、X線を使用して撮影する装置の部屋に対して行う工事です。
CT室・一般撮影室・X線TV室・骨密度室・血管造影室・リニアック室・RI室等に利用されています。
鉛板を石膏ボードに貼り合わせたものです。
鉛のみの板で、壁からの貫通ダクト部分等に巻いて使用します。
鉛を一切使わないでX線を遮蔽するボードで、石膏ボードにバリウムを混ぜたものです。
コンクリートもX線を遮蔽可能です。
CT室
放射線治療室
(リニアック室)
血管造影室
X-TV室や血管造影室などの装置は、天井走行レールで天井から吊り下げられているため、走行レールの天井裏鉄骨工事が必要となります。装置メーカーによっては鉄骨誤差が±0.5mmの範囲で施工しなければいけないため、非常に精度が要求されますが、弊社ではこの部分も施工可能です。
理研イーエムシーが施工する空間の事例をご紹介します。
磁場と電波を利用して画像化し、さまざまな角度からの断面を撮影する医療機器です。
弊社は電磁波を遮蔽するための部屋を提供しております。
現代ではがんを根治する治療の一つとして、知られている放射線治療をより安全に的確におこなうための空間として、命をつなぐために正確さと高い技術を提供しています。
医療設備のシステム化・ユニット化に積極的に取り組みと共に、そこに術者の意見を十分に取り入れながら、ハードとソフトが調和した理想のオペ空間をシステムとしてご提案しています。
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